週の振り返りは、書く時間を取るより、移動中に声で答えたら埋まった

最近、AIに週の振り返りの相手をさせて何か月も続いている、という記事を見ました。

自分にも、土曜に週を振り返る枠があります。毎週その枠を用意するところまでは仕組みにしてありました。それでも、枠は空のまま週をまたぐことが多かったのです。

10月中旬に、やり方を1つ変えたら埋まりました。変えたのは「書く」をやめて、「移動中に声で答える」にしたことです。何を変えて、何が起きたかを順に書きます。

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枠はあった。埋まらなかった

毎週土曜のノートに、良かったこと、詰まったこと、来週に活かすこと、の3行を書く枠があります。土曜の朝、AI秘書を呼べば用意してくれます。私はClaude Codeに、このノートの用意と、あとで出てくる転記を任せています。

ところが8月から10月中旬まで、この枠が埋まった週のほうが少なかったのです。10月中旬の分は、4日後にようやく書けました。それまで毎朝、「振り返り3行を埋める(5分)」がタスクとして翌日へ持ち越され続けました。途中でAI秘書が下書き案まで作ってくれた日もありましたが、それでも埋まりませんでした。

理由は単純で、振り返りより大事なことをしていたからです。期限の決まった別の用事を優先していました。5分で済む作業でも、「自分の言葉で書く」工程は、優先順位の低いところへ押し出されると、そのまま残り続けます。

「書く」をやめて、質問に声で答えることにした

10月中旬のある日の朝、AI秘書に「今週の振り返り3問」を作らせました。質問は、1問だけ聞かれても意味が通る短さにしてあります。その質問文をスマホのショートカットでChatGPTへ渡し、移動中に音声で読み上げてもらって、歩きながら答えました。

答えた内容はChatGPTが要約します。それを、同じくスマホのショートカットでノートへ送ります。翌朝、AI秘書がその要約を読んで、土曜のノートの3行枠へ転記します。自分がしたのは、答えることと、「転記していい」と言うことだけです。

効いたのは2つです。1つは、音声とタイピングで出せる情報量の差です。話すときは、思いついたことをそのまま喋ってもAIが拾ってくれます。同じ速さと量を、自分はタイピングでは出せません。文章で入力しようとすると考え込んでしまい、疲れます。だから、歩きながら声で振り返るほうが自分には合っていました。

もう1つは、質問を自分で考えないことです。「振り返ろう」と思うと、何を振り返るかを考える工程が先に来て、そこで止まります。質問が先にあれば、答えるだけで済みます。AIに質問を作らせることへの抵抗は、やってみるとありませんでした。

埋まったあとで気づいた、足りないもの

声で答えた振り返りには、記憶に残っていることしか出てきません。一方で、ノートにはその週に何がどこまで進んだかの記録が別にあります。両方を見比べると、ずれていました。

自分の感覚では「あまりやれなかった」という印象が残りやすいものです。ところが行動の記録を見ると、いろいろやっていました。「先週はこれだけやった」と目に見える形で確かめられることは必要だと感じました。

次からは、AIにその週の記録から客観的な進捗を先に並べさせ、そのうえで自分の主観を声で足す形にします。主観と客観を並べて、週全体を振り返ります。客観の側には、完了したことだけでなく、着手したことや途中のことも入れます。やったことと、考え始めただけのことは、分けて並べます。この部分は、まだ仕組みにできていません。

自動起動は、まだ試していない

最初に見た記事では、決まった時刻にAIが自動で起動していました。自分はそこまでしていません。曜日が来たら振り返りを行う仕組みは作ってありますが、起動は自分で「おはよう」と呼ぶ形です。特別な理由はなく、まだ試していないだけです。できるなら試してみたいと思っています。

やってみて、どうなったか

4日持ち越していた3行が、移動中の数分で埋まりました。来週の目標も一緒に出ました。

工程は3つです。AIが質問を作る。移動中に声で答える。AIが転記する。自分の手で書く工程はありません。「書く時間を取る」は、工程から外しました。

自分が感じている進捗と、実際に行った行動には開きがあります。自分の場合、行動の記録が無ければ「あまりやれなかった」で終わっていました。考えたことも、やったことも、記録として残しておいたから見比べられました。その記録は、あとでAIに手伝ってもらうときの材料にもなっています。

小さな会社の週次の振り返りや報告も、同じ形で回せる可能性があります。質問を用意する人がいないなら、AIに作らせればよいと思います。ただし、ここで書いたのは個人の習慣として試した範囲の話です。会社で使うなら、どの情報をどのAIに渡すかの線引きを先に決める必要があります。

自社の振り返りや報告の型をどう作るか。何から手を付けるか迷う段階でも、無料相談(オンライン60分)で一緒に整理できます。

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